HIVE

multiple TISTOU(マルティプル ティストゥー)が第一弾として打ち出す「HIVE(ハイヴ)」は、木村硝子店とのコラボレーションにより生まれました。 薄く、透明度の高いガラス、底面から活け口に向かってゆるやかにすぼまるフォルム、繊細なガラスを支える台座。ガラス工芸の町・小樽で職人がひとつひとつ手吹きでつくる「HIVE」は、シンプルながらクラフツマンシップが宿るフラワーベースです。


明治43年創業の老舗、木村硝子店は、 国内外のガラス工場とコラボレートしながら、 既成概念を覆すオリジナルのテーブルウェアを展開してきました。 その数々は、食のプロフェッショナルから高い評価を受け、食の楽しみを広げるテーブルウェアとして、多くの人々を魅了し続けています。

「HIVE」の制作を担うのは、ガラス工芸の町、小樽にある深川硝子工芸。彼らが長きにわたり受け継いできた、吹きガラスの手法でつくられます。



目を引くのは、ガラスの薄さ。 従来、このようにコンパクトなガラスのフラワーベースは、 植物を支えるため適度に厚みをもたせることが多いのですが、 「HIVE」は約1〜1.5㎜と、フラワーベースとしては薄く、その表情は実に繊細です。 実はこの“薄さ”こそ、60年以上愛され続ける、 木村硝子店のシグニチャーといえる存在。 そして、それを実現するために不可欠なのが、 底面にあしらわれた台座です。



この台座は、ブローパイプの先に高温で溶かしたガラスをつけ、 口で空気を吹き込み、かたちをととのえた後、 溶かしたガラスを底面に押し固めることで成形されます。人の手と目だけを頼りに、一定の厚みと大きさに仕上げるこの工程は、高度な技術をもつ熟練職人のみが担います。

「HIVE」は、はかなげな表情のなかに、 クラフツマンシップに裏打ちされた力強さを感じとることができるはずです。そして、その凛とした佇まいは、花の個性にやさしく寄り添うのです。


「ワインの世界には、知識がある人がすごいという風潮があります。でも僕は、飲む人が楽しめればそれでいいんじゃないかと思うし、そういうワイングラスをつくってきました。multiple TISTOUは、花に関する知識がなくても、花を楽しむことができるというコンセプト。そこに共鳴して「HIVE」が生まれました。“HIVE=住処”という名のとおり、このフラワーベースが自然と花の居場所となれば嬉しいです」
(木村祐太郎・木村硝子店四代目)



木村硝子店
明治43年、東京・湯島で創業した老舗ガラスメーカー
国内外のガラス工場とコラボレートし、ガラスを中心としたオリジナルのテーブルウェアを展開。“楽しく、豊かな食”を見つめ続け、既成概念にとらわれない自由な発想でものづくりを行う。老舗料亭や名だたるレストランといった食のプロを中心に、多くのファンをもつ。 フラワーベースを手掛けるのは今回が初となる。

木村硝子店HP



HIVE160
通常価格 ¥5,445
Quickshop
HIVE210
通常価格 ¥5,720
Quickshop